18歳で「大学に行かずフードデリバリーで頑張る」と言った息子へ。年収330万のリアルな税金シミュレーションと我が家のルール

育児のカオス

カオスさん

「高校を卒業したら大学には行かず、フードデリバリー(個人事業主)の仕事で頑張りたい」長男からそう打ち明けられたとき、アルバイトや会社員の経験しかない私は正直、戸惑ってしまいました・・・

コスモスさん

それでも本人が真剣に決めた道なら応援したいですよね。そこで我が家では、FPの知識を生かして、「18歳で個人事業主として働くお金のリアル」をシミュレーションしました。この記事では、年収330万円(想定)でスタートする18歳個人事業主のリアルな税金・社会保険の試算と、親として提示した支援の条件・ルールを詳しく公開します!


我が家のルール:「22歳で独立」に向けた全力サポート方針

まず、息子の挑戦を応援するにあたり、我が家では以下のルールと約束を交わしました。

💡 我が家のお金と生活のルール

  • 22歳で独立(一人暮らし): それまでは実家で暮らし、将来のために計画的に貯金すること。
  • 実家に入れるお金(家賃・光熱費)はゼロでOK: 生活費で甘えられるうちにしっかり蓄えを作る。
  • お小遣いは支給なし・事業費は自分持ち: 外食費や遊ぶお金はもちろん、仕事に使う自転車の整備費やウェア代などの経費はすべて自分持ち。

もし大学に進学し企業に就職するという道を選択していれば、独立するのは22歳。その22歳をリミットに設定。「実家に甘えられる22歳までの期間で、ちゃんとお金を残せる仕組みを作れるか」が勝負です。

① まず確認!「父親の扶養」から抜けるかどうか?

息子に予想年収を聞くと「額面で約330万円」とのこと。 この時点で、父親の税金上の扶養家族(特定扶養控除など)に入れる年収をはるかに超えるため、扶養から外れて自立してしっかり稼ぐ道を選ぶことになりました。

⚠️ 個人事業主は「父の会社の健保ルール」に要注意!

フードデリバリーは給与所得者(アルバイトや会社員など雇われている人)ではなく個人事業主になります。個人事業主の場合、税金だけでなく「親の会社の健康保険」に扶養として入れるかも確認が必要です。会社の健保組合によっては「個人事業主(開業)となった時点で収入額に関わらず扶養から外れる」という規定を設けている場合があるため、事前に必ず確認しておきましょう。

💡 補足:話題の「160万円の壁」とは?

ニュースなどでよく聞く「160万円の壁」は、主にパートやアルバイト(給与所得者)における税金(所得税)や手取りに関する議論を指します。 給与所得者の場合は「給与所得控除」があるため一定額まで税負担が抑えられますが、フードデリバリーのような個人事業主は「売上 - 必要経費 - 青色申告特別控除(最大65万円)」で計算した『所得』で判定されます。働き方によって「壁」の基準が全く異なる点に注意が必要です。

② 18歳・個人事業主が支払う「税金・社会保険」の一覧

社会人として自分で稼ぐようになると、どんな支払いが発生するのかを息子に説明しました。

  • 【税金】
    • 所得税(国税): 1年の利益に対してかかる税金
    • 住民税(地方税): お住まいの市区町村に払う税金
    • 個人事業税(地方税): 法定業種にかかる税金(※条件により対象外)
  • 【社会保険】
    • 国民健康保険料(税): 医療費の自己負担を3割にするための保険
    • 国民年金保険料: 20歳から義務化される公的年金

③ 年収330万円のリアルな税金・社会保険料シミュレーション

年間売上330万円、年間経費40万円(交通費、駐輪場代、自転車整備費、仕事着など)、青色申告特別控除65万円として試算した結果がこちらです。

💡 そもそも「青色申告」ってなに?

個人事業主が税金を計算して国に報告(確定申告)する方法の一つです。 日々の取引を帳簿(会計ソフトなどでOK)にしっかり記録して申告することで、国から最大65万円の控除(=税金を計算する元となる利益を65万円分減らせる仕組み)が受けられます。我が家では、この65万円控除をしっかり活用することを前提にシミュレーションを行いました。

1. 所得税(国税)

  • 予想年間金額:約 15,000円 〜 25,000円
  • 計算の仕組み: 売上330万円 - 経費40万円 - 青色控除65万円 = 所得225万円。ここから基礎控除等を差し引いて算出します。
  • 支払い時期: 翌年2月16日〜3月15日(確定申告時。口座振替の場合は4月下旬)。

2. 住民税(地方税)

  • 予想年間金額:約 110,000円 〜 130,000円
  • 計算の仕組み: 所得税よりも控除枠が小さいため、税率は一律約10%となります。
  • 支払い時期: 翌年6月頃に自宅へ届く納付書で支払います(年4回分割、または一括)。

3. 個人事業税

  • 予想年間金額:0円(支払対象外)
  • 理由: 個人事業税には「年間290万円」の事業主控除があります。青色申告控除前の利益(売上330万 - 経費40万 = 290万円)で判定されるため、290万円以下におさまり課税されません(支払いなし)

4. 国民健康保険料(税)

  • 予想年間金額:約 180,000円 〜 220,000円(※自治体により前後します)
  • 支払い時期: 親の扶養から外れて加入手続き後、毎年6月頃に通知が届きます(6月〜翌3月の年10回払い等)。

5. 国民年金保険料

  • 支払い開始時期:2027年11月(20歳になる月)から
  • 支払い金額(予定):月額 18,290円(令和9年度/2027年度の定額保険料・年額約22万円)
  • 理由: 18歳・19歳の間は国民年金の納付義務はありません。20歳になった当月分(初回支払いは12月末)から支払いがスタートします。

まとめ:年間負担額の目安とおすすめのお金管理法

18歳・19歳時点での年間負担額を一覧表にまとめました。

支払いの種類予想年間負担額支払い時期
所得税約 2万円3月(一括)
住民税約 12万円6月・8月・10月・1月(年4回)
個人事業税0円対象外
国民健康保険料約 20万円6月〜翌3月(年10回前後)
合計(18・19歳)約 34万円 / 年売上の約10%前後
国民年金(20歳〜)+約 22万円 / 年毎月(月額約1.8万円)

💡 毎月売上の15%(約4万円)は「納税・保険用」として即ロック!

年間約34万円(20歳からは約56万円)の支払いが、時期をずらして次々とやってきます。 口座に入った売上をそのまま使ってしまうと、翌年の税金や保険料の振込用紙を見て青ざめることになります。

我が家では「毎月売上の15%(約4万〜5万円)は、最初から「納税・保険用」として触らないようにすることにしました。

18歳で進学を選ばず社会に出ることは、決して遠回りではありません。実家で生活費が抑えられるアドバンテージを活かし、お金の知識と貯蓄を蓄えて、堂々と22歳の独立を迎えてほしいと願っています!


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カオスさんとコスモスさん

カオスでも、コスモスでも・・・今日を頑張るあなたに、お疲れ様を。

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