高校受験の志望校やコース選びで悩んでいます。得意な教科と苦手な教科の差が大きくて内申点が取れず、私立高校のコース分けもどう判断すべきか分からなくなってしまいました。
教科ごとの偏りや内申点の悩みは、本当に頭を抱えてしまいますよね。我が家の長男も得意・不得意の差が激しく、高校受験からその後のコース選択まで大きな壁にぶつかりました。
得意・不得意の偏りと「内申点の壁」。大阪の高校受験の仕組み
「得意教科はあるけれど、副教科や苦手教科のせいで学校の内申点が伸びない」 「私立高校のコース分け(特進/進学コース、Ⅰ/Ⅱ類など)は、どこを目指すのが正解なのか分からない」
高校受験を控えたお子さん、特に学習や得意・不得意の偏りがある子どもをお持ちの方なら、一度は悩むテーマではないでしょうか。
我が家の長男は、理数系(数学・物理)ではそこそこの成績を取るものの、英語が壊滅的で、普段の学校の成績(内申点)が振るわないタイプでした。
大阪府の公立高校受験では、当日の学力検査(5教科)の点数だけでなく、中学校の普段の成績である「内申点(副教科含む)」が大きく合否を左右します。
長男のように「コツコツとまんべんなくこなす」ことが苦手で、教科ごとの成績に激しい偏りがある場合、副教科まで評価される公立受験は非常に不利になります。そのため我が家は私立高校を専願で受験するルートを選択しました。
その私立高校は成績別に3つのコースに分かれており、長男は希望する真ん中の中コースになんとか合格して入学することになりました。
「自分都合の解釈」が招いたコース落ちまでの経緯
無事に中コースに入学できたものの、ここからが得意・不得意の差がある長男の苦難の始まりでした。
・数学・物理: 学年トップクラスの成績
・英語: 常に欠点(赤点)ギリギリの壊滅的状態
学校側からは保護者懇談などで「英語の成績を少しでも上げないと、真ん中のコースに留まれません」と何度も警告されていました。
しかし、3教科平均や5教科平均で見れば「残留基準の目安」を満たしていたため、長男は「数学や物理の成績が良いから大丈夫だろう」と自分に都合よく解釈してしまったのです。
高校2年2学期の期末懇談で「真ん中のコースに残留するには、年明けの模試で英語の成績を最低でも前回より上げることが必要。ただし高3のクラス分けは他の子との兼ね合いもあるので先生たちの会議で決められます」と説明を受けました。それから年末年始の3週間、毎日2時間ほど親がつきっきりで中学英語から猛復習をしました。
そして年明けの模試で英語の成績は少し上がり、また担任の先生も会議で中コースに残留できるよう推してくれましたが、結果として高校3年への進学時に真ん中のコースから下のコースへ落ちることが決定してしまいました。
コース落ちが引き金となった不登校
高2の秋ごろから受験に向けて少しずつ勉強にやる気を出し、苦手な英語にも取り組み始めていた長男ですが、コース落ちしたことに対して納得がいかず、大きな挫折感を味わうことになります。
さらに深刻だったのは、人間関係のリセットでした。
高校1年・2年の2年間でせっかく仲良くなった友人たちとはコースが異なるためクラスが別々になり、すでにコミュニティが出来上がっている新しいクラスへ途中から入ることになりました。
もともと対人関係に不器用さや「白黒思考(極端な考え方)」があった長男にとって、アウェイな環境になじむことは想像以上に難しいことでした。
その結果、徐々に学校へ行かなくなり、高校3年の1学期が終わるころには不登校になってしまったのです。
【注意喚起】私立高校の「成績別コース分け」に潜む2つの罠
この苦い経験を通じて、親として痛感した私立高校選びの注意点があります。
長男が通っていた私立高校では、入学時から高校3年に上がるまでの間に、全体で約1クラス分(数十人)の生徒数が減っていました。それだけ途中で退学や転校を選ぶ子どもがいたという現実があります。
特進コース、進学コース、Sクラス、Aクラスなど、入試段階で細かく成績別にクラス分けされる私立高校は魅力的にも見えますが、以下のリスクを頭に入れておく必要があります。
罠1:ギリギリの成績で「上のコース」に入るリスク
必死に食らいついて成績を伸ばせる子どももいますが、特定教科に強い苦手意識やアンバランスさがある場合、ギリギリで上のコースに入ると常に補習やコース落ちのプレッシャーに追われ、精神的に追い詰められてしまいます。
罠2:コース落ちによる「環境変化」のダメージ
高校生活の途中でコース変更によるクラス替えが発生すると、人間関係が一度リセットされます。こだわりが強かったりコミュニケーションに苦手意識がある子どもにとって、出来上がったグループに後から入っていくストレスにはかなりのダメージを受けます。
まとめ:成績によるクラス分けの基準を調べ、子どもに合うコース選択を
幼少期から感じていた「好き嫌いが激しく、苦手なものをコツコツこなすのが苦手」という長男の特性は、高校受験とコース落ちという形で大きな壁となりました。
親心としては「本人が希望する学校のコースへ」と思ってしまいがちです。
しかし、得意・不得意の差が大きい子どもほど、余裕を持って強みを発揮できる環境選びや、コース変更によるリスクについて丁寧に説明する必要があったんだなと気づきました。
もし今、私立高校のコース選択でお悩みの方がいらっしゃれば、「ギリギリで上のコースに入るリスク」も考えてみてください。そして可能な限り、成績によるクラス分けはどのように行われるか(先生方の話し合いが行われるのか、模試の成績など明確な基準があるかなど)を調べてみてください。
みなさんのお子さんが自分らしく過ごせる学校を見つけられますように。
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