通信制に転学して、少しは落ち着くかと思ったけれど……。学習レポートが全く進んでいない状態で「一般公募推薦」を受けたいなんて、本当に大丈夫なの?
普段、家計や家の中を「整える」ことを大切にしている私ですが、子育てだけは設計図通りにはいきません・・・・。今回は、息子の予想外の宣言から始まり、母子で駆け抜けた「推薦入試・願書提出」までの記録です。
突然の「一般公募推薦入試」宣言
9月に通信制高校に転学し、自分のペースで進むことを選んだ息子。しかし、肝心の学習レポートは一向に進む気配がありませんでした。そんな10月のある日、彼は突然こう切り出したのです。
「第一志望の大学の説明会に行きたい」
前向きな姿勢を嬉しく思い、二つ返事で送り出した私。しかし、帰宅した彼が放った言葉に、私の時は止まりました。
「一般公募推薦を受けたい」
正直なところ、母の心境は「目が点」です。 学習レポートは手付かず、転学前の全日制高校時代の成績も特定科目(数学物理)をのぞけば決して芳しいものではなかったからです。
願書締切まであと1ヵ月。母、学校へ直撃
本人の意志を尊重したい一方で、現実はあまりに厳しいものでした。願書の受付締め切りまで、残された時間は1ヵ月。
私は意を決して、通信制高校の担任の先生へメッセージを送りました。現状を鑑みれば、半ば「懺悔」に近い問い合わせです。
「今の状況で、一般公募推薦入試の出願は可能でしょうか……?」
先生からの回答は、予想通り厳しいものでした。 「通常は7月分までのレポートが完了し、夏休み前に1学期の成績が確定していることが条件です」
すでに10月中旬・・・・。
レポート提出完了から成績確定まで1週間、それから推薦書を作成して郵送してもらって・・・・。レポートの提出が終わっても願書に必要な書類が手元にそろうまで10日から2週間はかかります。
しかし、先生は続けてこう仰ってくださいました。 「今からでも5~7月分までのレポートをすべて提出すれば、即座に成績を確定させ、推薦書を作成します」
まさに「救いの手」でした。先生の柔軟かつ迅速な対応に、スマホを握りしめたまま胸が熱くなったのを覚えています。
忍耐の1週間:親の「待つ」苦しみ
「提出すれば間に合う」という光が見えたものの、ここからが本当の戦いでした。 チャンスを掴むためには、本人が動くしかありません。先生に無理なスケジュールで推薦書と成績表の作成をお願いするのですから、一日でも早くレポートを提出すべきところです。
しかし、当の本人は焦る様子もなく、一日中自宅にいながらレポートに手をつけない時間が続きます。 周囲の大人がどれほど心を砕き、奔走していても、本人のスイッチが入らなければ事態は1ミリも動きません。
「レポート、進んでいる?」 「まだ時間はあるから大丈夫」
冷静なふりをしつつも、私の精神的なエネルギー(HP)は削られていく一方でした。家計管理や片付けのように、「自分が動けば解決する」わけではないのが、子育ての最も難しいところだと痛感します。
奇跡の猛チャージ、そして出願へ
母の度重なる「働きかけ」がようやく届いたのか、10月も残り1週間、ついに息子のスイッチが入りました。
そこからの集中力は、目を見張るものがありました。 朝から晩まで動画学習とレポート作成に没頭。私があれほど気を揉んでいたのが嘘のように、怒涛の勢いで課題を消化していったのです。
結果、わずか1週間で全くの手付かずだった7月分までのレポートをすべて完結。 先生も言葉通り、即日で成績をつけて推薦書を書き上げてくださいました。
おかげさまで、無事に願書を提出することができました。 安堵と疲労で白目になりそうな私を横目に、息子はどこか晴れやかな表情。親としての「忍耐」が試された1週間でした。
ドタバタ劇は、まだ幕を開けたばかり
願書提出は、あくまでスタートライン。 8月分以降の未提出レポート、スクーリング、そして何より本番の試験が控えています。
これからも、私の心拍数が跳ね上がるような展開が続くのでしょう。 「整理整頓された暮らし」を理想としつつも、計画通りにはいかない息子の成長を、これからも見守っていきたいと思います。
次回予告: 「息子、受験勉強をするのか?しないのか?(あるいは、いつ始めるのか)」
母の挑戦は、まだまだ続きます。🌸
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