うちの子、もしかして発達に偏り(凸凹)があるのかな……? 小さい頃のこの強いこだわりや特性って、大きくなったらどうなるんだろう?
わが家の18歳になる息子も、病院での正式な診断こそ受けていませんが、幼少期からいわゆる「ASD(自閉スペクトラム症)傾向」や「発達の凸凹」が強く見られる子でした。結論から言うと、成長とともに消えた特性もあれば、形を変えて残った特性もあります。
診断はなくても感じていた「わが子の発達の凸凹」
「育てにくさ」や「独特なこだわり」を感じつつも、病院を受診すべきか悩んだり、グレーゾーンのまま日々を必死に駆け抜けたりしている親御さんは多いのではないでしょうか。
わが家の息子もまさにそのタイプでした。正確な診断を受けたわけではないのですが、幼少期に通った発達相談支援センターで、おそらくASDグレーゾーンだろうとは言われていました。
年長で九九をマスターしたり、電車の型番を丸暗記したりと特定分野への強い執着を見せていましたが、決して「神童」や「ギフテッド」といった特別な存在だったわけではありません。
周りから「公文や幼児教室に通わせた方がいい」と勧められたこともありましたが、本人も嫌がりましたし、コツコツ続けるのが苦手な息子の性格を考え、無理な早期教育よりも公園での泥団子作りや木登りといった子どもらしい時間を優先してきました。
18歳になった今振り返ると、幼少期に親を悩ませていた強烈な特性は、成長とともに消えたり、やわらいだり、時には「別の形」へと変化していきました。
今回は、ASDによく見られる5つの特性が、わが家では「幼少期(〜小学生)」から「中学・高校〜現在(18歳)」にかけてどう変わっていったのか、リアルな変化の一覧表をお届けします。
【一覧表】息子の5つの特性と成長に伴う変化(昔と今)
わが家の息子の18年間の軌跡をまとめました。
| 特性の分類 | 幼少期(〜小学生くらい) | 中学・高校〜現在(18歳) |
| ① 特定分野への強い執着 | 数字と電車に強烈に執着(幼稚園でお絵かき帳に数字をびっしり書く、掛け算を理解して九九をマスターなど) | ゲームがやめられない(対象は変わったものの、没頭しすぎる傾向は継続) |
| ② 感覚の過敏・鈍麻 | 【過敏】大きな音、服の肌触り(目をつぶってシャワーも恐怖) 【鈍麻】気温に鈍感で冬でも半袖半ズボン | 【過敏】急な大きな音は今も苦手(雷、緊急地震速報など) 【鈍麻】雨に濡れるのは平気(むしろレインコートが嫌い) |
| ③ 変化への強い抵抗 | 朝から1日の予定を伝え納得させる必要あり。アナログ時計の長い針の位置で時間を説明 | 年齢とともにルールへのこだわりは減少。柔軟に対応できる場面が大幅に増加 |
| ④ 言語・言葉通りの受け取り | 言葉中心のコミュニケーション自体が未発達だったため、目立たなかった | 語彙が増えたことで顕在化。自分に都合よく解釈したり、「いつも」「また」などの副詞を使って怒られることに過敏に反発 |
| ⑤ 対人関係・社会性の難しさ | 衝動性が突出(列に並べないことがある、興味優先で小石を投げるなど危険な行動をする) | 白黒思考が顕在化(リーダーや先生の言動の「矛盾・あら」を見つけて反発してしまう) |
成長とともに「消えたもの」と「形を変えて残ったもの」
この一覧表を見ていただくと分かる通り、子どもの特性は「大きくなったら全部キレイに消えてなくなる」わけではありません。
年齢とともにやわらいだ・改善したこと
幼少期に親を心身ともに追い詰めていた「激しい衝動性(順番待ちができない、のどが渇いたからと言って後先考えずみんなの共有のやかんをラッパ飲みするなど)」や「スケジュール変更への猛反発」は、成長や言葉の理解とともに劇的に落ち着きました。当時は「何をするにもスムースに事が進まず、どうやったら一日を平和に過ごせるのか」と頭を悩ませていましたが、時間はかかっても薄れていく特性もあります。
形を変えて現在も付き合っていること
一方で、「執着の対象が数字からゲームへ変わる」「言葉が巧みになったことで、自分都合の解釈をしたり、親の言動の矛盾や副詞の表現に理詰めで反発してくるようになる(融通が利かない)」といったように、成長したからこそ新しく見えてきた壁もあります。
まとめ:先取り教育より大事だったことと、親の関わり方のアップデート
年長で九九を覚えたとき周りに驚かれ褒められることもありましたが、結局のところ現在の日本では「好きではないことでも最低限はこなす力」の方が求められるようです。
高校で得意科目と苦手科目のアンバランスさに苦しんだり、親の感情的な小言には猛反発したりと、形は変わりましたが課題は今も存在します。
しかし、話す言葉も拙く指示も届かなかった幼少期に比べれば、18歳になった現在は「ルールをなるべく一貫させ、筋道立てて話せば、対話ができる関係」になっています。
子どもの特性そのものを無理やり消すことはできなくても、親がその特性の「変化パターン」を知り、年齢に合わせた関わり方にアップデートしていくことで、親子双方のストレスはガラリと減らせます。
次回からの記事では、この一覧表をもとに「カオスすぎた幼少期のエピソードと工夫(幼児教育をさせなかった理由や九九をマスターした経緯の真相)」や、「18歳になった今の白黒思考・高校での挫折・ゲームのルールを守らせる具体的な向き合い方」を深掘りしてご紹介していきます。
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カオスでも、コスモスでも・・・今日を頑張るあなたに、お疲れ様を。

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