子どもが大きくなるにつれて、教育費や食費がどんどん上がって恐怖を感じています……。これから先、どれくらい増えるのか見通しが立たなくて不安です。
子どもの成長とともに支出の額が増えていくの、本当に恐ろしいですよね…。今回は、そんな我が家が過去に経験した『食費月10万円突破』や『子ども費年200万円弱』といった【年間支出ワースト5】のリアルなデータと、そこから分かるライフステージごとの増減の理由をすべて公開します!
20年のデータで検証!我が家の年間支出ワースト5を発表
家計簿をつけ始めて約20年。我が家も夫婦ふたり時代から始まり、子どもたちの誕生、小学校・中学校入学、そして長男の大学受験と、ライフステージが大きく変化してきました。(2026年現在、長男18歳、長女13歳)
これだけの期間、家計の記録を続けていると「とにかく支出が膨らんで家計が苦しかった年」や「想定外の特別支出に冷や汗をかいた年」がはっきりと見えてきます。
今回は、我が家の20年間の家計簿データから「年間支出が多かったワースト5」をランキング形式でご紹介します。
「子どもが大きくなると、一体いくらお金がかかるの?」「食費や教育費のピークはいつ?」と不安に思っている方の参考になれば幸いです。
【一覧表】4人家族の年間支出ワースト5と家族のライフステージ
まずは、我が家の年間支出が多かった5つの年を一覧表にまとめました。
全体の総支出額は、夫婦ふたり当時の2005年度の年間支出を「100」とした場合の「支出指数」で表しています。
| 年度 | 支出指数 | 主な要因 | 長男年齢・学年 | 長女年齢・学年 |
| 2009 | 588 | マンション一括購入による特別支出 | 2歳 | 未誕生 |
| 2014 | 168 | 生命保険一時払いに500万円支出 | 7歳(小1) | 2歳 |
| 2025 | 127 | 大学受験費用+食費増+物価高 | 18歳(高3) | 13歳(中1) |
| 2023 | 124 | 私立高校入学費+食費(月10万超) | 16歳(高1) | 11歳(小5) |
| 2024 | 117 | お弁当開始による食費増+物価高 | 17歳(高2) | 12歳(小6) |
全体のトップ2(2009年、2014年)は一時的な大型投資が原因ですが、3位〜5位(2023年〜2025年)は、子どもたちの成長に伴う「日常的な支出(食費や教育費)」の増加が原因となっています。
それでは、それぞれの年の詳しい内訳と、そこから得た教訓を見ていきましょう。
第1位(2009年度):マンション購入で支出指数588!しかしその後の貯蓄スピードが爆増した年
- 支出指数:588 (夫婦ふたり時代の約6倍)
- 長男:2歳 / 長女:未誕生
我が家の20年間の歴史の中で、圧倒的に支出が多かったのが2009年度です。
夫婦ふたり時代と比較して約6倍(指数588)という驚異的な数字を記録しました。
生活費1年分を残し、すべてをマンション代へ
実はこの年、我が家はマンションを購入しました。生活費の約1年分にあたる現預金だけを手元に残し、残りの資金2,000万超をすべてマンションの購入代金に充てたのです。
これにより、我が家の資産残高は、一気に約250万円まで減少しました。
【FP流の教訓】固定費を削れば、貯蓄は一気に加速する
手元の現金がここまで減るのは勇気がいりましたが、この戦略は大正解でした。1年以内に残りのローンもすべて完済。
これにより、その後の住居関連費は「固定資産税」と「管理費・修繕積立金」だけになり、毎月の固定費が劇的に下がりました。結果として、ここから我が家の貯蓄スピードは一気に跳ね上がることになります。
第2位(2014年度):生命保険一時払に500万円。当時としては「妥当な選択」だった理由
- 支出指数:168 (夫婦ふたり時代の約1.7倍)
- 長男:7歳(小1) / 長女:2歳
第2位は、長男が小学校に上がった2014年度です。夫婦ふたり時代よりも約1.7倍(指数168)の支出となりました。
要因は投資目的の「保険」へのスポット支払い550万円超
この年は、「保険」の項目で5,523,758円の支払いが発生しました。主に投資目的で加入した生命保険の一時払いに500万円を充てたためです。
今の時代であれば「絶対にNISA(インデックス投資)をおすすめする」と断言できますが、当時(2014年)の金融環境を振り返ると、これは妥当な選択でした。
- 当時の常識: 銀行の定期預金金利は0.1%にも満たない超低金利時代。
- 投資環境の違い: 新NISAはもちろんなく、一般NISAが始まったばかり(年間投資枠は100万円)。ネット証券やインデックス投資も現在ほど一般的ではありませんでした。
- 安心感の重視: 世間的にも「老後資金は保険で準備する」という考え方が広く浸透していました。
我が家としても、「元本を大きく減らしたくない」「将来の相続も兼ねたい」「少しでも預金より増えればいい」という明確な目的があったため、一時払い終身保険を選ぶのはごく自然で、理にかなった選択だったのです。
第3位(2025年度):長男の大学受験代+食費がピークに!物価高のダブルパンチ
- 支出指数:127 (夫婦ふたり時代の約1.3倍)
- 長男:18歳(高3) / 長女:13歳(中1)
第3位は2025年度です。ここからの3〜5位は、一時的なイベントではなく「家族の成長による固定費の底上げ」が原因になっています。
大学受験にかかるリアルなお金
この年に支出が増えた原因は、長男の「大学受験費用」、長女の「中学入学費用」と、食べ盛りの子どもたちによる「食費(月8万円超)」の増加です。さらに世間を襲った「物価高」も家計を大きく圧迫し、日常のベースとなる支出がジワジワと家計を押し上げた年でした。
◆大学受験費用、実際に支払った金額を公開しています
⇒大学受験の費用公開|私立第一志望の受験料だけで25万円超?FPママが説く「予算」の重要性
第4位(2023年度):私立高校入学の洗礼!子ども費200万弱&食費「月平均10万」突破
- 支出指数:124
- 長男:16歳(高1) / 長女:11歳(小5)
子育て家庭の皆様に最も注目していただきたいのが、第4位の2023年度です。この年は、純粋な「生活費・教育費」の項目が過去最高を記録しました。
公立中学と私立高校の「お金の差」
この年は長男が私立高校に入学したのですが、公立中学時代とはかかるお金の桁が違いました。
毎月の学費はもちろん、入学時(入学金、制服、靴、カバン、体操服・ジャージ、教科書、さらには学校指定のタブレット端末など)の初期費用が一気に押し寄せ、「こども費」は過去最高の199万円に。
さらに、高校生になった長男の食べる量も凄まじく、食費も1,270,280円(月平均10万円超!)を記録。まさに子育て期の支出のピークを実感した年です。
第5位(2024年度):高校生のお弁当開始で食費が高止まり+物価高の本格化
- 支出指数:117
- 長男:17歳(高2) / 長女:12歳(小6)
第5位は、前年に引き続き子どもの成長痛を家計で受け止めた2024年度です。
子育て世代が食費を抑える難しさ
前年度の入学特需ほどではないものの、引き続き「子ども費(年123万円)」や「食費(月8万円弱)」が高い割合を占めました。
高校2年生になった長男の「毎日のお弁当」が必要になったこともあり、食べる量がさらにかなり増加。ちょうどこの頃から本格的な「物価高」も始まったため、一度上がってしまった食費などの生活水準をコントロールすることの難しさを痛感した年となりました。
まとめ:20年の家計簿から学ぶ「未来の支出への備え方」
我が家の年間支出ワースト5を振り返ると、以下の2つの大きな教訓が見えてきます。
- 住宅購入や保険のスポット支払いは、一時的に現金を減らしても「その後の固定費削減や目的」が明確なら恐れる必要はない
- 子どもが高校(特に私立)〜大学受験期になると、「食費月10万・子ども費年200万」はリアルな数字としてやってくる
特に「子どもの成長と物価高による日常費の増加」は、どのご家庭にも多かれ少なかれ訪れるタイミングです。あらかじめ「高校生になったらこれくらい増える」というリアルな数字を知っておくだけで、日々の家計の引き締め時期を計画しやすくなります。
我が家の生々しい歴史(笑)が、皆様のこれからのライフプランの一助になれば幸いです。
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