【FP解説】インフレで100万円が目減りする?「預金だけ」のリスクとNISAを始めるタイミング

お金のカオス

カオスさん

最近、スーパーに行くたびに「高くなったなぁ」って溜息が出てしまう・・・・。NISAも気になるけど、投資ってよくわからなくて怖いし、銀行に預けておくのが一番安心かな?

コスモスさん

その気持ち、よく分かります。でも物価が上がり続ける今の時代、「銀行に預けておくだけ」にもリスクがあるんです。一緒にお金の未来をシミュレーションしてみましょう!

毎年2%の物価上昇が続くと、20年後はどうなる?

もし毎年2%(※1)ずつ物価が上がっていった場合、今100円のものは、20年後には約149円になります。

  • 150円のペットボトル → 約223円
  • 1,000円のランチ → 約1,486円
  • 100万円の軽自動車 → 約149万円

つまり、銀行に100万円を預けたままにしておいても、20年後には「今の67万円分」の価値しかなくなってしまうかもしれない、ということ。これが「インフレ」という、目に見えないお金の目減りです。
※1:インフレ率2%は日銀が2013年に設定した目標値です。

銀行の利息にも「税金」がかかっている事実

「でも、銀行に預けておくと利息がつくから大丈夫じゃない?」と思うかもしれません。 現在、一般的な普通預金金利(例:0.2%)で100万円を1年間預けた場合を計算してみましょう。

  • つく利息: 2,000円
  • 引かれる税金: 406円(利息には20.315%の税金がかかります)
  • 手元に残る利息: 1,594円

100万円を1年預けてもらえる利息2,000円にもしっかり税金がかかります。そして受け取るときはすでに税金が引かれた金額になっています。思ってる以上に税金が引かれると思いませんか?

投資は怖い?「投機」と「投資」の違いを知ろう

投資が怖く感じるのは、正しく知らないからかもしれません。実は「投資」と、ギャンブルに近い「投機」は別物です。

  • 投機(リスク大): FXや、1つの会社だけに賭ける個別株。短期間で大きく稼げる可能性もありますが、ゼロになるリスクも高いです。
  • 投資(リスクを抑える): 世界中のたくさんの企業に、15年〜20年以上の長い時間をかけてお金を育てていく方法です。(分散・長期投資)

おすすめは、NISAを活用した「オール・カントリー(通称:オルカン)(※2)」のような投資信託。 これは、日本を含む世界中の優良企業約2,500銘柄に分散して投資する詰め合わせパックのようなもの。業績が悪くなった企業は自動で入れ替えられ、常に世界中の元気な企業を応援できる仕組みです。
NISAなら、株式や投資信託の運用で得た利益や配当に20.315%の税金がかからず(非課税)、まるまる受け取ることができます。これがNISA最大のメリット、NISAをおすすめする理由です。

※2:オール・カントリー⇒「eMAXIS Slim全世界株式」という名前の投資信託のことです

コスモス式・安心してお金を育てるステップ

いきなり全額を投資に回すのは、家計のカオスを招きます。以下の順番で進めましょう。

  1. 生活防衛費を貯める: まずは生活費の3ヶ月〜6ヶ月分を預金でキープ。
  2. 数年以内に使うお金を分ける: 車の買い替え、3〜5年以内の受験費用などは預金へ。
  3. 余剰資金でNISAを始める: 1と2を除いた「しばらく使わないお金」をNISAで運用します

10年以上使う予定のないお金=余剰資金」ができてからNISAを始めるのがポイントです。


まとめ:未来の自分に「価値あるお金」を残そう

カオスさん

銀行の利息からも税金が引かれてたなんて意識してなかった……。まずは生活費6か月分を貯金しながら少しずつNISAのことも勉強してみるね。

投資にリスクはありますが、「何もしないリスク」も存在します。 まずは正しく知って、少しずつ「未来の自分への貯金」を始めてみませんか?

あなたの家計が、20年後も豊かなコスモス(整然)でありますように🌸


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カオスさんとコスモスさん

カオスでも、コスモスでも・・・今日を頑張るあなたに、お疲れ様を。

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